2019年03月16日 00:52 - 01:23

ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」

画像だけでダイジェスト

予定していた営業をドタキャンされ納得のいかない二人は、予約したホテルがある寂れた温泉街へ到着する。そこで春子はスナックの看板を見てある妙案を思いつく! 父・篠宮一平(平田満)の急死により、芸能事務所の社長を引き継いだ春子(深川麻衣)は、唯一の所属歌手・桜庭龍二(高橋和也)と営業の旅をしている。予定していた営業をドタキャンされ納得のいかない二人は、予約したホテルがある寂れた温泉街へ到着する。スナックの看板が立ち並ぶ通りを見た春子は、ある妙案を思いつく。夜になり宿で夕食を済ませた龍二がいざスナックへ繰り出そうとすると、春子から意外な反応が返ってきて… 篠宮春子…深川麻衣     篠宮一平…平田満   戸倉ホテル主人…加藤満   戸倉ホテル女将…阿部朋子   ゆかりママ…田山由起   ひとみママ…渡会久美子     桜庭龍二…高橋和也 【原案】  上明戸聡『日本ボロ宿紀行』(鉄人社)    【脚本】  田口佳宏 【監督】  アベラヒデノブ 【音楽】  岩本裕司    【主題歌】  『星の宵』初恋のテサキ(BOGEN RECORDS) 【番組公式HP】  www.tv-tokyo.co.jp/boroyado/    【番組公式Twitter】  @tx_drama25    【番組公式Instagram】  @tx_drama25 深川麻衣 / 平田満 / 加藤満 / 阿部朋子 / 田山由起 / 渡会久美子 / 高橋和也

<高層ビル 高層マンション。
どこもかしこも似たような駅前の風景。
私はこういう東京の景色が嫌いだ。
そして 2020年東京オリンピック開催に向けて
再開発が進み 街はどんどん新しくなっていく。
でも…。
日本は まだまだ廃れている>
うわぁ! ほら あれですよ。
龍二さん。
俺はまだ 納得してねえからな。
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
私だって。 まさかドタキャン…。
いい! もう言うな!はい…。
見ろ 歓迎してくれるってよ。
よし 飲んで飲んで飲まれて飲むぞ!
龍二さんヤケにならないでくださいよ。
悔しくないんですか?はっ?
そりゃ 悔しいさ。営業が ドタキャンされたんだぞ!
なんなんだよ ドタキャンって。
なんなんですか! ドタキャンって。
今日は ひとつも仕事できてないから 稼ぎもゼロ。
危機なんですよ 危機!いや だから飲むの!
飲まれるの!
おいおいおい 勘弁してくれよ。
この寂れ具合 キテるなぁ。
リンゴ ようかん こけし たばこ…。
何屋だ? これ。この看板 超かわいいですね。
これ 何年前からこんな感じなんだ?
かつては 賑わってたんですよ。
見つけた!
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
昭和酒場の匂い プンプン。
今夜は ここで パ~ッとやるか!
もう ダメですって。
パ~ッとじゃなくて ちょっとは営業のことも考えてもらわないと。
仕事ですよ。それ考えんのがマネージャーの仕事だろ。
傷ついた心を癒やして休ませるのが プレーヤーの仕事だ。
おい 春子 何してんだ。
あっ すみません。
おい 宿の名前 何だっけ?
戸倉ホテルです。
これじゃねえよな。
あ~ まったく どこもかしこも潰れちまって お前。
あっ あれ? じゃねえよな。
違います。うん 知ってるよ。
あっ これです。
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これの どこがホテルなんだよ!
おい ここ 潰れてるぞ! えっ!?
入り口 あっちみたいですね。
木造2階建てのホテルなんて聞いたことねえぞ。
ホテルって呼んでいいのはなあっちにある ああいうでかい…。
ああ 匂うなぁ。
ああ 温泉の匂いな。確かに ちょっと臭い。
じゃなくて…。
あ~。
<ボロ宿。それは決して悪口ではない。
歴史的価値のある 古い宿から
驚くような安い宿までをひっくるめ
愛情を込めてボロ宿と呼ぶのである>
こんにちは。
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あっ。
うわぁ…。
いらっしゃいませ。予約している 篠宮です。
お待ちしてましたいやだわ こんな格好で。
この時計 すごいですね。
これ 戦時中に運び込まれたものなんですよ。
わぁ…。お疲れになったでしょ。
今 コーヒーいれますんでこっちのロビーで休んでてください。
龍二さん これ 投句函ですって。
なんだ? それ。俳句を書いて入れるみたいですよ。
初めて見た。俳句… ふ~ん。
今 コーヒーいれてきますんでどうぞ おかけになって
お待ちください。はい。
うわぁ! アガる!
どうぞ お待たせしました。早!
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どうも。はい やけどしないように
気をつけてくださいね。あの 写真撮っていいですか?
どうぞ どうぞ 撮ってください。
いいサビ。
シャッター音
シブいなぁ。変わってんですよ。
あっ! 足踏みオルガンだ!
懐かしい!ホントかよ お前。
ああ かわいい。(シャッター音)
これって 映るんですか?すみません 映らないんです。
あ… それで今は液晶テレビの台になってるんだ。
わかりやすすぎる世代交代だな。
あっ ジュークボックスだ!
これって 聴けるんですか?ごめんなさい 聴けないんです。
もう 直せる人がいなくって。残念。
あるかなぁ 『旅人』。ねえよ。
あの コーヒー 冷めてってます。すみません。
どうぞ 熱いうちに。いただきます。
はい 召し上がってください。
はいはい これお部屋の鍵になります。
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はい。篠宮様が 萩の間
それから 桜庭様が きりの間です。はい。
それから 夕食は部屋食になるんですけれども
何時頃がよろしいですか?7時にお願いします。
わかりました。あのう 地下があるんですか?
あっ 卓球場になってます。
へぇ… あっ 龍二さん卓球ですって。
行かねえよ。
見てきますね。
温泉といえば卓球じゃないですか。
あとでやりましょうよ 龍二さん。やんねえよ。
えっ… なんか 想像と違う。
全然 楽しそうじゃない。
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部屋 行きましょう。
あっ 階段の柄 かわいい!
お前 落ち込んでたんじゃねえのかよ?
よいしょ。
えっと… こっちか。
あっ 違う 向こうだ 向こう。なんだよ。
萩… 萩… は…。
あっ 違いましたやっぱ 向こうみたいですね。
思ったより広いですね。迷子になんないようにしろよな。
こんな大きな宴会場あるんですね。
お前 関心してる場合か! 迷子になっちゃってるじゃねえかよ!
あっ あった ここだ。
じゃあ 龍二さん 7時に。
えっ? おい。よいしょ。
おい 俺の部屋 どこなんだよ?
おい へっ じゃなくて。
えっ? ってか 3階あんの?
どうなってんだよ この宿 えっ!?
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何これ。ねぇ ないじゃん 俺の…。
ないじゃん! ねぇ。どうしたらいいの? これ。
春子!部屋 見つからないぞ!
あっ。
時計の音
失礼します。はい。
お食事 お持ちしました。ありがとうございます。
はい どうぞお待たせしました。
さあ どうぞちょっと 奥いきますよ はい。
はい 召し上がってください。おそばも のびないうちに
お召し上がりください失礼します。
うわぁ すげえ。
おい お前 大丈夫なのかよお前 こんなぜいたくして。
たまには いいじゃないですか。ほら 食べましょう。
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おう。(2人)いただきます。
何から食べようかな。お魚 おいしそうですよ。
うわぁ すき焼きか?お肉だ。
まあ でも あれだよな。
俺はやっぱり あの松阪牛が似合う男だけどな。
ヘヘヘ。うれしいなら うれしいって
言えばいいじゃないですか。うん うまい!
うん おいしい。うん でも お前 あれだぞ
お前 こんなことしてもな
俺の気が晴れたわけじゃねえからな。
はい そうですね。
フ~ 食った 食った。
さてと スナックでも冷やかしに行くか。
ああ… どうぞ どうぞ。
おう じゃあちょっと 行ってくるわ。
はい。
じゃ。
匂うなぁ 昭和酒場の匂い。
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よ~し ベロベロになるまで飲むぞ!
か~っ! 旅先で飲む酒は格別だね。
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お兄さんは どちらからですか?東京からだよ。
そうじゃないかと思った。
シュッとしてるもん。そう?うん。
やっぱり わかっちゃうか?うん。
よし ママも1杯どう?あら うれしい。
とっとっと…。
この出会いに 乾杯。
いただきます。
イケる口だね。お兄さんも。
どうぞ どうぞ。ああ。
いらっしゃいませ。(ドアの開閉音)
すみません。 私 客として来たわけじゃないんです。
お前 何しに来たんだよ!?
営業です。
さぁ もう1杯。営業って どういうこと?
この人 歌手なんですけど
もしよかったら1曲歌わせていただけませんか?
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よろしくお願いします。
へぇ そりゃすごいな。いいじゃない ママ。
あぁ そうね。ありがとうございます!
お前な俺 ぜってえ歌わねえからな!
え~ プロの歌手の歌 聴きたい。
ねぇ お願い 歌ってちょうだいよ。
ねぇ お願い。
しようがねぇな。
うれしい。
出会いがあれば別れあり思い出だけを抱きしめて
今夜も影で涙する。
千曲の温泉街に大人の愛を届けます。
桜庭龍二で 『旅人』。
「口付けに濡れて」
「風に揺れる微笑み」
「抱いた温もり 映す眼差し」
拍手
いい歌ね~。
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
桜庭龍二 聴きほれちゃった~。
俺も桜庭さんみたいに歌えたらモテるんだろうな。
その顔じゃ無理よ。
気に入っていただけてうれしいです。
あの もしよかったら 今歌った『旅人』のCDがあるんですけど…。
買うわ 10枚。えっ!?
そんなにいいんですか?
いい歌だもん。常連客に勧めてあげる。
ありがとうございます。俺たちも買うよ。
どうぞ!サインお願いします。
よ~し今日は ジャンジャン飲んじゃうぞ!
ビール おかわり!
おい 春子 お前 先帰ってろ。
よ~し! 今日は ここでつぶれるまで飲むぞ!
おいおい… ママ また来るね!龍ちゃん 頑張って!
頑張るよ!どうも!ありがとよ!
離せって お前!お前 はかりやがったな!
いいじゃないですか売れたんだから。
龍二さんの歌は 昭和酒場が似合うんだってよくわかりました。
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
昭和? 何だよ時代遅れだって言いてぇのか?
じゃなくて昭和酒場は生きてるんです。
永久不滅なんです。
そこで受け入れられる龍二さんの歌は
時代遅れなんかじゃない。急にスイッチ入れんなって。
さぁ そこら中昭和酒場ですから
どんどんいきましょう!はぁ? もういいだろう。
時間外労働で訴えるぞ。
ドタキャン。
ドタキャン…。
もう悔しさ晴れちゃったんですね。
そんなもんだったんですねオッサンのポテンシャルって!
何だと?
後悔しても知らねぇぞ!
『旅人』
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
「口付けに濡れて 震える心」
「夢に抱かれ また遠くを見てる」
「俺の事など 忘れたらいい」
「明日にはもう 君は旅人」
「風に揺れる微笑み」
「抱いた温もり 映す眼差し」
「遠く霞む余映に」
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
「こぼれた憂い」
「酒に流れて消えてしまえばいいさ」
「暗がりの中で」
龍二さん 悔しさは晴れましたか?
まだに決まってんだろう!そうだよ これだよ この感じ!
徹底的に どさ回る!これが桜庭龍二の原点だ!
しっかり ついてこい!
はい!行くぞ!
「引き止めはしない 君は旅人」
いい歌 聴かせてもらったお礼に1杯ごちそうするわよ。
じゃあ バーボンのロックを。オッケー。
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あっ マネージャーさんも1杯どう?ごちそうするよ。
ありがとうございます。でも私 お酒飲めないんです。
春子 お客さんに勧められた酒を飲むのもマネージャーの仕事だぞ。
乾杯だけな。はい。
どうぞ。いただきます。
そうこなくっちゃ。はい。
はい お待たせ。あぁ どうも。
じゃあ 乾杯!(一同)乾杯!
ありがとうございました。
龍二さん いい歌ありがとう。
はぁ~。
いい飲みっぷりだね。いける口だ。
少しなら。
初めて来たけど いい街だ。
寂れた温泉街よ。
よかった頃はさ夜中の2時3時まで
下駄の音が街中に鳴り響いてね。
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
うるさくて眠れなかったもんよ。
へぇ~。 でも今の この感じ俺は嫌いじゃないけど。
そう?
おいおい 大丈夫?
アンタたち飲ませすぎじゃないの?
いやいや ビール1杯目まだ飲み干してないよ?
全然 酔ってないれすよ。
「れすよ」 酔ってんじゃん。
ママさん! わかってます?え?
もう~ だから! うまい歌手はいくらでもいるんすよ。
でもね… 歌ってて
ドラマが見えてくる歌手っていますか?
歌ってて ドラマが見えてくる歌ってありますか?
そんなふうに歌える人っていますか?
龍二さんはねそれができるんですよ。
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
エヘヘヘヘ。危ない 危ない。
おい どけよ オッサン! ほら!
ママ! ウイスキー ダブル。
大丈夫なの?大丈夫だよ!
桜庭龍二さんでしょ?
あぁ? 何だよ オッサン。
私 あなたの 『幻』って歌好きなんです。
ハッ 冗談だろ。あんな全然 売れねぇ歌。
冷やかしなら容赦しねぇぞ。
ドラマ25 日本ボロ宿紀行 第8話「長野県千曲市 戸倉ホテル」
あなたの歌はね
聴いていてドラマが見えてくるんです。
それだけ言いたかったもので。
もう終わったんだよ。
歌は全然 売れねぇし
問題起こして事務所クビになっちまったもんでね。
それでいいんですか?はぁ? いいも悪いも…。
この先の人生 私と歩きませんか?
桜庭龍二は こんな所で終わる歌い手じゃない。
もっといい景色を見るために新しい旅に出るべきです
帰るぞ。
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春子?
え? これって…。
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いやいやいやいや~。
「スナックの ネオン眩しや 蛍かな」。
あっ!
俳句お好きだったんですね龍二さん。
お前なんかに文学がわかってたまるか!
自信持ってくださいよ。
スナックへの熱い思いが伝わる龍二さんらしい俳句でしたよ。
まぁ 蛍は夏の季語ですけど。うるせえ 酔っ払い女!
1杯で あんなんなるんだったらな止めときゃよかったよ。
あっ そういえば
お酒飲んだあとの記憶が全然ないんですよね。
ハッ 覚えてねぇんだ。 あっそう。いや~ そっか そっか。
え? 何ですか?
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恥ずかしいこと言ってたな お前。みんなの前で。
私 何言ったんですか?
いや 教えたいんだけど
恥ずかしすぎて ちょっととてもじゃないけど 言えない。
もしかして… 下ネタ!?
だったら100倍マシだったのにな~。
え~っ!
いちいちオーバーなんだよ!
お前 俺のマネージャーだったらどっしり構えとけ!
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