2019年03月16日 04:30 - 04:55

渡辺篤史の建もの探訪

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「家具工場で造られた家」千葉県いすみ市・松本邸 L字形構造体によって南面大開口を実現した平屋。家具製作会社を経営する建主が家具はもちろん構造体も自社工場で製作。深い庇は日照シミュレーションによって決定したもの 渡辺篤史 ☆番組HP   http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/ 渡辺篤史

渡辺)〈冬と夏〉
〈日の入り方ってこんなに違うんですね〉
〈おはようございます。渡辺篤史です〉
〈今日の『建もの探訪』は家具工場で家具の精度で造られた家〉
〈ご家族は家具製作会社を経営する松本さん夫婦〉
〈さてどんな空間が待っているんでしょうか?〉
(チャイム)
渡辺篤史の建もの探訪
あっ…おはようございます。渡辺です。
おはようございます。よろしくお願いします。
この周りの環境素晴らしいですよね。
なだらかな…まあ丘陵地帯というかねそこに大樹もあれば竹林もあるという事ですよね。
失礼します。
うわ~あっ…。
うわっもしかしたらこれ平屋?
渡辺篤史の建もの探訪
勝一さん恭子さん平屋です。贅沢だねえ。
広いよね。何坪ですか?土地は。
勝一さん150坪ぐらい。150?はあ…。
郊外とはいえ広いですよね。(2人)はい。
いいですよね。設計家との出会いはどんなとこですか?
僕が建築家さんメインで家具のほうを納めてる会社をやってまして。
〈松本さんは建築家や建築会社などから依頼を受けて造り付け家具を製作する会社を経営〉
〈仕事柄多くの建築家と付き合いがあり1人に決められないためコンペによって設計者を選んだそうです〉
まずねこの庇がいいですよね。
そして扉大きいですね。
勝一さんそうですね。これを自分たちで造ったんですよ。
まあ結構重たい扉なんで。
渡辺篤史の建もの探訪
家具をデザインして製作するという事ですか?
お仕事は。(2人)はい。
それを使ってらっしゃる…。っていう事はこれが最初でまた次々現れるという…?
勝一さんそうですね。なるほど楽しみですね。
内部よろしくお願いします。はいお願いします。
失礼します。
おお~。
はあ~きちんとしてますね。
これ素敵なんだけども造り付け?
これも造り付けで…。
恭子さんこれも造りました。ああそう。すごいね。
へえ~。
さてこちら。
勝一さんはい入り口になります。
失礼します。
うわあ…素晴らしいね。
開放感ですよね。
とてもこうモダンな空間なんだけども。
渡辺篤史の建もの探訪
屋根の傾斜も味わいのうちというかね。
あったかさ感じますよね。(勝一さん)そうですねはい。
光の入り方ですがこちら大開口でね南でしょ。
そこからすごいあったかい光が入るんだけどもそれを補う形での北側の連なる窓がいいですね。
勝一さんそうですね。
むしろ北側の光があるからこそ南の光がね効果があるっていう感じしますよね。
いや素晴らしい。
そして家具が随分並んでますけどもこれがお造りになったやつ?みんな。
勝一さんそうですね。ソファとここにあるダイニングチェア以外は僕たちが造りました。
失礼します。ああ~…。
あっねえご先祖あっての我々ですよね。
お邪魔してます。ありがとうございます。
でもこれすごくモダンですよね。そうですね。
渡辺篤史の建もの探訪
こうあればという感じしますね。
勝一さんこれはちょっとお客さんが来た時にこのお仏壇を隠せるように…。
あら~。
勝一さんこういう状態で。
で思う時に開けてという事ですね。
〈実はこの建物は当初はご両親の家として建てられました〉
〈そのためバリアフリーな平屋になっています〉
梁というかさこれも意匠的じゃないですか。
恭子さんこれもうちで造ったんです。
造ったの?(勝一さん)はい。
ほとんど造っちゃったんだな。なるほどなるほど。
〈この家の最大の特徴でもあるL字型の構造体はご主人が経営する家具工場で製作〉
〈現地に運んで設置されました〉
〈家具の精度で造られた家と呼んでも過言ではないんですね〉
渡辺篤史の建もの探訪
そしてテーブルのほうちょっとやっぱり目いっちゃいますよね。
勝一さんそうですね。すごいですねこれ。
なんですか?材は。
勝一さんこれはモンキーポッドっていう木ですね。
恭子さん両親と九州に旅行がてら見に行って選んできました。ああそうなんだ。
勝一さん荒々しいまま僕が仕入れてちょっとこういう工夫をして。ああなるほど。
これなんか肌触りがいいっていうかさこれいいですよね。
勝一さんこれもうそのままノコで切った…。
そのままを表してもらって。なるほどね。
そしてこちら…キッチンですけども。
後ろはこれ扉?
勝一さんこれ全部扉です。全部収納なんです。
収納?(2人)はい。
すげえ…。一部見せて頂けますか?
恭子さんこれは…。
ああ~。
普段はここは開放して。なるほどなるほど。
お客さんが来た時は…。なるほどね。
渡辺篤史の建もの探訪
恭子さんあと食器類。いいですか?ごめんなさい。
勝一さんもう生活が出ちゃってるんですけど。
まあキッチンにまつわるこの部分ですよね。
あとは目的別にいろいろしまえるという事で。
すっきりしますね。
恭子さんとにかく片付けが下手なので人が来た時には隠せて…。なるほどね。
でキッチン…まあまさにオーダーメイドですよね。
そうですね。
恭子さん息子が設計して製作しました。
はあ~すごいね。
でお母さんとしてはこうしてちょうだいっていうのはあったんですか?
そちら側が小物収納になってますコップとか。
みんなで囲うキッチンにしたかったのでセルフでお皿とかコップとか出せるように。
なるほどね。しまえるってのはいいですよね。
〈あらららおいしそうなハンバーグ〉
〈みんなで囲んで一緒に作業できるのがアイランドキッチンのいいところです〉
〈大きな食卓を囲むのは娘さんに目に入れても痛くないお孫さんを含む息子さん一家〉
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〈そしてこの家を設計した建築家も〉
〈気持ちいい風が吹き抜けるランチです〉
だけどもこの床のね模様ね。
勝一さんそうですね。
こういう床って傷が目立たないっていう。
もう最初から傷を出してるようなフローリングなんでもう家具なんかも引きずってやっても全然傷が…。
そうか。その辺の自由度っていうか…。
楽ですよね。(勝一さん)そうですね。
これはいいな。
さてここから…で後ろ姿。
立派だねこの家具。これはどうされました?
勝一さんこのソファはやっぱり九州行って買ってきたんですよ。
恭子さん九州も家具の産地になってるので…。
歴史ありますよね。(恭子さん)そうですね。
渡辺篤史の建もの探訪
はあ~…。
よかったらどうぞお座りください。
なるほどね。
ああそうか。空見えるんだここからほら。
勝一さんそうですね。気持ちいいね。
いいですよね。(勝一さん)いいです。
本当にいいです。朝もう食事してるとこっちは寒いから閉めてるんですけど。
僕はこっち向きで食事をしてるからもう天気がいいと雲の流れが…。
北の光…明かりってのは安定してますよね。
ですから南のほうはちょっと変化しますからね。
北は安定しますよね。
そしてこちらは大きいよねこの枠ね。
枠しっかりしてそこに生けるというかお互いになんか良さを引き出すっていう感じしますよね。
いやだけどいいですよね。
まとまってるというかきれいよね。
渡辺篤史の建もの探訪
恭子さん中にエアコンも仕込まれてます。
ああそうかそうか。エアコンだって…。
恭子さん普段は見せない。うん。
そして何より…!
うわ~…ちょっと…。
もう何度も深呼吸だね。
生きててよかった。
ねえ。しかしまあ…。
こうやって見てるとどうしても開けて表に出たくなるというね。そうですね。
ちょっといい場所を見つけていきましょうよ。
ペアガラス。ペアガラスです。
うわ~…すげえな。
へえ~。製作して?はい。
へえ~。これは春夏秋冬とかは湿気が多い時とか乾いてる時ありますよね。
そのなんか狂いはないんですか?
勝一さん3年近く経ってるんですけども全然それはないですね。ああそうですか。
いやいや大開口ですよね。
渡辺篤史の建もの探訪
へえ~。そして…。
はあ~…。
芝がきれいだ。
勝一さん本当に手入れしてもらってるんで。
へえ~プロだね。
僕なんかこれでね横になりたいぐらいな感じになるよね。
なっちゃおう。よいしょ。
いやいやああどっこいしょっと。
ああ~。はあ~。
気持ちいいよ。
際限ないんだもんな空な。はいそうですね。
ああ…。
で建物もこうしてまたねえ庭から見ると深いですね庇がね。(勝一さん)はい。
これもだから春夏秋冬の事考えて冬は光を入れて夏は庇で遮るという事ですよね。
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そこからこの角度が出てきたという事ですかね。
〈コンピューターで日照をシミュレーションし3月25日から9月15日までは室内に直接日光が入らないサイズに決定したそうです〉
これ芝気持ちいいよね。
足元にさ…すごい気持ちいい!(勝一さん)僕らもです。
ふ~ん。
恭子さん夏はここでみんなでバーベキューをやって。
なんでもできますよね。
あれなんですか?
勝一さんこれはコンテナ…コンテナハウス。
恭子さんこれも頂いたものを直しました。
ああそうなんだ。
物置かなんかになってるんですか?
勝一さんまあ今はちょっと趣味のものを置いてあって…。
恭子さん物置ですけど趣味のものを置いてます。
誰かしら泊まりに来る時には泊められるスペースっていう。
ちょっと母屋から向こう行っちゃおう。
渡辺篤史の建もの探訪
雰囲気じゃないですか。
いいよね。
あら扉もほら…ああ~なるほど。
勝一さんアンティークっぽくデザインして…。
これ開けていいですか?(勝一さん)はい。
すみません。
えっ?ええ~!?
ここまでしか開かないですね。
かあ~ハンパじゃない。
へえ~。
サーフィンもまたこれいいね板が。
勝一さんこれ立って漕ぐやつですね。
恭子さんSUP。SUPって言うんだ。
そして…なるほど並んでますね。
自転車も?
勝一さんまあ自転車はたまに。
でもコンテナでしょ?
それをこんなふうにできるんだ。
これいいね。ベッド?(勝一さん)はい。
ゲスト用?(勝一さん)まあ誰か来た時に。
そう。ご主人とか奥さんが1人になりたい時も。
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僕が閉じ込められて…。
ハハハ…逃げ場だね。はい。
まあいずれにしても多目的で使えるというね。
これ折りたたみだ。(勝一さん)折りたたみですね。
下に板がありますって…。
板が本当はここに挿し込める。えっ?
棚?板なんですけどちょっと木が痩せちゃって斜めになっちゃったから…。
でもでもでもわかりますわかります。
そうかじゃあ棚ができるんだ。
いろんな事考えてるんだよね。
恭子さんそれ用にあえてこう隙間を…。
なるほどね楽しいね。
あっフロア一緒だ。
勝一さんそうです。これも余ったのをもったいないからここに。
ちょっと自然がこういういたずらするの?
これお魚じゃない。
勝一さんああそうですね。初めて知りました。
う~んいいね。
気に入っちゃったなコンテナハウス。
〈このあとはこの白い箱の中に…〉
〈今日の『建もの探訪』は家具工場で家具の精度で造られた家〉
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〈ご家族は家具製作会社を経営する松本さん夫婦〉
ええ~こちらで干せるという事ね。
勝一さんそうですね。
で室外機少し離して…音が伝わらないように。
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勝一さんそうですね。
そしてのちほど。
のちほどですけどもあれ眺めいいな…のちほど。
そして…失礼します。
おお~。
バスタブまでのアプローチが気持ちいいや。
適度な幅でね…高さで。
そしてタオルウォーマーがね冬はありがたいよ。
俺もあったかいって感じだね。
この造作は?
勝一さんこれも僕たちが造った…。
いやいや…ですから建物一軒の中の家具造作全てっていう事ですよねお仕事が。
きちんとしてますよね。
そしてタイルがねいいです。
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でバスタブ…おっ広い。
これもお孫さんと一緒にね。
いや~気持ちいいね。
うわっなんと言っても窓外。
芝奥の林。ねえ。
いいですね。
船舶照明。
でフロアはちょっとね…そこにグレーですよね。
落ち着きます。
気持ちいいや。
なんか今うとうとっとしてきた。
でこちらから。
うわ~表を見る。
う~んいい生活だね。
まあ何畳ですか?って聞くのもねあれだけどもどのくらいなんですかね?
勝一さんこれが12畳ぐらいあると思います。
12畳ぐらいね。
十二分というかね広すぎるというか…。
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このベッド自体も造られた?(勝一さん)そうですはい。
僕たちが造りました。これ自体はもう台の上にマットレスを置いてるだけになってますんで通気性は良くしてます。
下にすのこを敷いて。
こちらから対角線で全体を見ると…。
ああなるほど。
周りのね遠くの緑から手前の芝生までねグラデーションというか…いいですよね。
そして庇の部分がここからはっきり見えますもんね。
これが太陽光を調節するという事だ。
恭子さんこの収納の中にトイレが1カ所あるんです。
えっ?ちょっと当てるよ。
どこ?
こっち水回り1カ所だから普通。
ここか?なあ。
当たり~!
あれいい空間じゃないですか。
ちょっと広いですよね。(勝一さん)そうですね。
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そして手洗いがまたいいじゃないですか。
でこのタオル掛けのこれ収納でしょ?
勝一さんそうですね。この色合わせがいいね。
木の色と周り白で。
恭子さんそこのカウンターも手すりになってます。
勝一さん座って立ち上がれるように手すりになって…。これ?
これねこういうの大事なのよ。ふ~ん。
〈トイレの他ご主人の書斎も収納の中に隠されていました〉
〈外房の気候と開けた敷地を生かした開放的な平屋〉
〈L字型構造体の根元部分を利用して北面に収納を集中させ大容量を確保しています〉
松本さんのお宅いかがでしたか?
千葉の海近くそしてなだらかな丘陵地帯。
渡辺篤史の建もの探訪
緑いっぱいです。
敷地は広めです。
で前この空間が芝。
奥が…どうでしょう?緑ですよね。
これがグラデーションでずっと奥の森に繋がるという事なんですね。
そういう所に平屋です。
そして人生は楽しむためにあるという事でのこの建物でどれだけ楽しめるかという事ですよね。
で非常に印象的なのはデザインはモダンなんですがそんな中にあったかさが感じられますよね。
なんとこの開口が広いです。
奥のこの収納はなんと16メーターですよね。
創意工夫の数々あちらこちらに見えるんですけどもこういう所で人生を送れたら幸せだなと実感致しました。
〈おお家の中でアスレチック!〉
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〈次回は宙に浮く遊び場がある家〉
〈スキップフロアで繋がる広々とした室内〉
〈家中に光があふれます〉
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