2018年11月19日 15:50 - 16:50

記憶 #05

画像だけでダイジェスト

CS大ヒットドラマを地上波初放送!主演・中井貴一!若年性アルツハイマーを宣告された敏腕弁護士の人生を懸けた戦い。第5話「守るべきもの」 中井貴一 優香 泉澤祐希 今田美桜 モロ師岡 川野直輝 城築創 宮澤秀羽 落井実結子/丸山智己 三浦貴大/大鷹明良 相島一之 山中崇 大西武志 水橋研二 久保晶/草村礼子 石丸謙二郎 松下由樹 他 佳奈子(松下由樹)の家へ泥酔した本庄(中井貴一)を迎えに行った遥香(優香)。気まずい空気が流れる。初めて遥香と激しい夫婦喧嘩をした本庄は、事務所で一夜を明かすのだった。  朝になり反省する本庄。ところが鞄がない。佳奈子の家に忘れて来たのだ。鞄の中にはまだ周りに打ち明けていないアルツハイマーの薬が入っている。焦る本庄。一方、忌々しい気分で鞄を届けに来た佳奈子は、子供たちに囲まれている遥香を見て嫉妬と 羨望を覚える。だが、遥香もまた和也(宮澤秀羽)の気持ちがわからずに悩んでいたのだった。  「子育てに失敗した」と時枝(草村礼子)に相談する遥香。和也は、親に見捨てられたと感じて家を飛び出して行く。こうなってようやく、過去に捉われてばかりで今の家族のことをきちんと見ていなかった自分に気づく本庄。和也が学校でイジメに遭っていたと知り、もっと話に耳を傾けてやればよかったと激しく後悔する。 「また息子を失うのか?」──そう怯えながら、本庄は夜の街を探し回る。 【原作】  STUDIO DRAGON/CJ E&M『記憶』   【脚本】  神森万里江   【音楽】  ナム・ヘスン   【主題歌】  森山直太朗「人間の森」(ユニバーサル ミュージック/EMI Records)   【企画プロデュース】  田淵麻子   【プロデューサー】  小林和紘 竹田浩子   【演出】  平野眞   【制作協力】  FCC   【制作著作】  フジテレビ 中井貴一 / 優香 / 泉澤祐希 / 今田美桜 / モロ師岡 / 川野直輝 / 城築創 / 宮澤秀羽 / 落井実結子 / 丸山智己 / 三浦貴大 / 大鷹明良 / 相島一之 / 山中崇 / 大西武志 / 水橋研二 / 久保晶 / 草村礼子 / 石丸謙二郎 / 松下由樹 / 神森万里江 / 森山直太朗 / The Music / EMI / 平野眞

佳奈子どうやったらあなたみたいに忘れられるの?どうやって亮介のこと 忘れたの?
渡辺いった…。
遥香お母さん和也の味方だから。
和也出てけって 言ってんだろ!
総一郎あなた方 親子は緊急保護者会で徹底的に たたいてやる。
総一郎覚悟しておいてください。
佳奈子お宅の旦那さんがうちで寝ています。
迎えに来てください。
記憶 #05
初めてお目にかかるのがこんな形になるなんて。
遥香すみません。 うちの主人がご迷惑をお掛けしたようで。
佳奈子いいえ。
遥香どうして 主人は こちらに?
佳奈子さあ…。直接 聞いてください。
何もありません。変な想像は しないでください。
遥香してません。
なら よかった。
佳奈子ここです。
記憶 #05
本庄のいびき
遥香あなた 起きて。
本庄んっ…。遥香ご迷惑だから。早く帰るわよ。 ほら 立って。
本庄あれ? お前 何で…。
あなたこそ。いや 俺 ちょっと飲んでて…。
遥香車 回してくる。
んっ…。(ドアの開閉音)
あの鍵は あなたのために置いてあるんじゃない。
亮介のためよ!
二度と来ないで!
いや 悪かったよ。自分でも あきれる。
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でも お前が思ってるようなことは1mmもないんだ。
それだけは 信じてくれ。
遥香…。
みっともないことをしたのは謝るよ。
お前が怒るのも当然だ。
何かな… 近頃 年のせいか酔いが回るのが早くて訳 分かんなくなっちまうんだ。
本心は 酔ったときに出るものよ。
何年 一緒にいると思ってるの。バカにしないで。
記憶 #05
あなたが ずっと…。
ずっと 前の家族を引きずってることなんて分かってた。
でも あんなことがあったからそれも当然だって気付かないふりをしてあげてたの。
和也のこと 亮介って呼んだり昔の写真大事そうに取っておいたり。
自覚ないでしょ。
そのたびに 私がどんな気持ちになったか 分かる?
ああ この人は 今の家族に前の家族を見てるんだ。
結局 どんなに頑張っても勝てないんだ!
違うよ…。私ね!
忙しい人だからってずっと 自分に言い聞かせてきた。
不満があっても我慢したし家のことも 子供たちのことも全部 一人でやんなくちゃいけないって 分かってた!
記憶 #05
なのに… これは 何?
これじゃ まるで…。
まるで本妻の家に行く愛人の気分だった!
車のドアの開く音
♪~
♪~
うっ…。(バイブレーターの音)
バイブレーターの音
沢島マジかよ!?元嫁と寝た!?違うよ。 「家で」寝たんだよ。
記憶 #05
沢島家で!?ああ。
沢島で?遥香が迎えに来た。
沢島で?決まってるだろ ケンカだよ。
14年 一緒にいてこんな夫婦ゲンカ 初めてだ。
で?
お前 楽しんでるだろ。まあな。
記憶がないんだよ。
酒は ほどほどにって言ったろ。自業自得ってやつだ。
それだけか。えっ?
この薬って 効果あるんだよな?あるに決まってるだろ。
佳奈子さんびっくりしたろうな~。
遥香もな…。
離婚かもな。お前 何 にやついてんだよ。
人の不幸って何で こんなに楽しいんだろうな。
お前 医者だろ。品性のかけらもないな。
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全て話せよ。
このままじゃ 遥ちゃんも佳奈子さんも かわいそうだ。
病気だったと分かれば余計な不安を抱えずに済む。
別の不安を抱えることになる。
まだ このままでいたい…。
沢島わがままな男だね。
沢島これ おごってやるよ。
朝から楽しませてくれた お礼だ。バカヤロー。
薬の効果は ちゃんとある。パッチは 毎日 貼っとけ。
あと 駅地下に朝7時からやってる店があるからそこで シャツくらい替えておけ。
嗅ぐ音沢島臭うぞ。
社員たちおはようございます。おはよう。
初花おはようございます。どっちだった?
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初花福留のサヨナラホームランです。
ハァ…。
二宮おはようございます。小杉おはようございます。
初花先生 出勤されましたよ。二宮えっ? もう?
初花スーツにしわが寄ってました。
お酒臭かったし。(二宮)えっ?
一応 忠告は しましたからね。
小杉おはよう。初花おはようございます。
二宮うわっ 痛っ。小杉かわい過ぎだろ。
じらすんだよ…。
ノック
おはようございます。
何か捜されてるんですか?
いや かばんをな…。はっ?
あの ちょっと いいですか?
先生がお休みの間色々 報告 たまってまして。
体調 悪いのかと心配したんですよ。
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昨日どちらかに泊まられたんですか?
お酒も飲まれてるようですし。大変だったんですよ。散々 副院長から…。
後にしてくれ。えっ?
後にしろ! 出てけ!
あっ はい…。
佳奈子いってきます。
呼び出し音
二宮駄目だ。今日 先生 機嫌 悪い。
だから 言ったじゃないですか。(二宮)えっ?
夫婦ゲンカですよ。
きっと家から追い出されたんですよ。
えっ そうなの?じゃあ そう言ってよ。
記憶 #05
初花そんなんじゃ出世できませんよ。
誤字脱字に 誤用が3カ所。
「的を得る」じゃなくて「的を射る」です。
こんなの恥ずかしくて裁判所に出せません。
気を付けます。
駄目だね~ あいつ。的を得て どうすんだよな。
俺は 君のハートの的を…。
遥香はい。
はい ひなた。
いってらっしゃい。
ひなたを バスまで よろしくね。いってらっしゃい。
ブレーキ音
♪~記憶 #05
♪~
アナウンスただ今 運転中です。ピーという発信…。
えっ?
佳奈子《今日が何の日か…忘れた?》
《俺たちの結婚記念日か》《あの子を失った日よ!》
えっ…。
♪~
記憶 #05
チャイム
遥香はい。
昨日は どうも…。 篠原です。
鍵の開く音
また お会いするなんて…。
私もです…。
どうぞ 上がってください。掃除が まだなんですけどよかったら。
ここで結構です。
これを。
記憶 #05
遥香忘れていったんですか?
すみません わざわざ。
二度とあんなことは させませんから。
二度と?
ええ。 もう 深酒は させません。
そうですか…。
気を付けてあげてください。
よろしくお願いします。
依頼者仕事が遅いから夜遅くまで残って残業してるだけだろ。バイブレーターの音
そんなやつらに 何で 金を払わなきゃならないんだって話だよ。兄ちゃんも そう思うだろ?
二宮はあ…。
どうされたんです? 先生。
いや…。
依頼者とにかく こっちとしては一切 払う気ないんで何とかしてください。
記憶 #05
孝行で?片桐全て片付きました。
弟さんの事件が表沙汰になることは ありません。
孝行まだ謝ってもらってないけどな。
この件について本庄が頭を下げることはないと申し上げたはずです。
だから 代わりにこの私が 頭を下げた。
もう いいでしょう これで。
孝行代表だったらやつを ここに呼んでこいよ!
君も 思った以上に怖いもの知らずだね…。
この私に そんな態度を取るとは。
あっ?
忘れたわけじゃないだろ?われわれの関係が持ちつ持たれつであるということを。
記憶 #05
曲がってる…。
今後ともビジネスパートナーとしてよろしく頼みます。
玄関のドアの開く音遥香。
遥香。 かばんは?
えっ?いや 俺の かばん。
あっ… 書斎に。
あっ そう…。
ドアの開く音
ハァ…。
遥香あさっての 和也の保護者会大丈夫?
記憶 #05
ああ もちろん。
あっ 何か手伝おうか?
いい。
何か運ぶよ。
いいの。
今日 頼まれちゃったから篠原さんに。
あなたのことよろしくお願いしますだって。
どういうつもりかしら。
お礼なんて 言いたくなかった。
フゥ…。
記憶 #05
おはようございます。(片桐)おう。
すみません色々ご迷惑をお掛けして。
記憶 #05
片桐向こうの要求どおり事故は もみ消した。悪く思うなよ?
エレベーターの到着音はい。
あれから もう 15年だろ。
お前も もう 過去を吹っ切って前に進むべきなんじゃないか?
そう思っていたんですが…。んっ?
最近 事故現場に花が置かれるようになったんです。
どういうつもりか知りませんがどうも 犯人が置いてるようで。
過去が再び動き始めたんです。
アナウンス20階です。
ドアの開く音アナウンス上に参ります。
社員おはようございます。片桐おはよう。
社員たちおはようございます。片桐あっ そうだ。
どうだ? 今夜 久しぶりに。
実は あの…私 酒も たばこも やめまして。
何だ それ。詰まんない男になったなあ。
ハハハ…。ハハッ。
まあ どちらにせよ もう 時効だ。余計なことに 首 突っ込むなよ?
あっ でも…犯人に渡航歴があればその分 時効は延長される。
記憶 #05
もう一度 徹底的に調べてみようと思います。
では。
無茶だけは するなよ。
はい。
倒れる音渡辺お前さ電話も出ねえし全部 既読スルーだし誠意が感じられねえんだよ。こんなんにしといてよ。
僕は 何も…。
渡辺あっ?できた。
あしたの保護者会でお前が 余計なことしないように写真も 全部 消しといたから。まあ お前の味方なんて誰も いないと思うけどな。
佐々木さすがの親父さんも土下座じゃね?
藤井フフフ… おもしれえ。見ものじゃん。
渡辺楽しみにしとけよ。
藤井フフッ。佐々木ハハハ…。
池田おい 授業 始めるぞ。
渡辺藤井は~い。
♪~
記憶 #05
遥香あっこんなに たくさん お野菜…。あっ 柿ピーも。時枝フフフ…。
遥香ありがとうございます。
時枝いいのよ いいのよ。
遥香座っててください。
時枝和也中学生になって どう?孫が英徳 行ってるなんて言うとみんな すごいねって驚くのよ。鼻が高くて。
何かあった?
あっ いえ 別に…。
遥香フゥ…。
私 一人っ子だったしずっと 女子校だったからあの年頃の男の子ってよく分からなくて。
記憶 #05
難しいですよね 子育てって。
そうね。
失敗したかも…。
何 言ってんの 遥香さん。
今が 一番 楽しい時期じゃない。
えっ?
時枝子供なんてね言うこと聞かないもんよ。だから 親は正直に 生きなきゃならないの。
普段 親がしてることは自然と 子供ん中に根付くもんだから。
じゃあ。 ここで いいから。
遥香お顔 見れてうれしかったです。
私もよ。 ありがと。(遥香)お気を付けて。
記憶 #05
はい 本庄です。
℡(池田)あっ英徳中学 担任の 池田ですが。
あっ はい…。
℡和也君 おうちに帰ってらっしゃいますか?
いえ…。
何かあったんですか?
とにかく 勤務表から見直そう。
初花二宮はい。
悪いけど コーヒーくれる?
初花分かりました。
初花先生。何だ?
あの… 奥さまが。
記憶 #05
遥香冷えたでしょ。お風呂 できてるわよ。
ひなたお兄ちゃん 行と~。
ドアの開閉音
フゥ…。
♪~
生徒俺 テレビで よく見るんだけど。
生徒来た 来た 来た…。生徒あいつだろ?渡辺 ケガさせた 弁護士の息子。生徒あいつだ あいつ。渡辺 骨折させたやつだよ。生徒渡辺 かわいそうだよ。
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池田どうぞ こちらに。
校長どうぞ お座りください。
失礼します。
校長え~ 皆さん 揃いましたね。御厨君だけは 欠席のようですが始めさせていただきます。
総一郎普通 友人が階段から落ちたら心配して駆け寄るものじゃありませんか。聞いた話ではこれまでにも 彼は父親が有名なのをいいことに金を使って好き勝手していたとか。弁護士先生ともあろう人がご家庭で どのような教育をされてたんでしょうかね。本庄 和也君は一方的に 暴力を振るった。これは本校の名誉に関わる問題です。子供たちの未来を守るためにも本庄 和也君の即刻 退学処分を求めます。
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僕は やってません。
手なんか出してない。
渡辺君が勝手に 足を滑らせたんです。
総一郎君ねそんな嘘が通るわけないだろ。
校長本庄君ここは 正直に 謝りなさい。ごまかせば ごまかすほどつらくなるのは 君だよ。
正直に言ってます。(総一郎)もう いい!
時間の無駄です。後は こちらで 先生方と今後の処遇を決めさせていただきます。
遥香そんな… 待ってください。これは 真実を明らかにするための話し合いのはずですよね?
なら 最後まで きちんと話を聞いてあげてください。
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総一郎本庄さん。あなた方がすべきなのはお子さんに 罪を認めさせ謝罪させることです。
それができないなら こちらで処分を決めるしかない。一日も早く 生徒たちが勉強に集中できる環境を取り戻すことこそわれわれの務めであります。
よく分かりました。
人の道を教えることより偏差値を上げることだけに熱心な学校に私も 大事な息子を通わせたくはない。
優れた教育は子供を笑顔にします。
生きる喜びを与えます。
ですが 残念ながら ここにはその模範となるべき大人が一人もいないようだ。
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もちろん 私を含めて。
私は 昨日 やっと…。
やっと 息子の目を見て話をしました。
そして 気付かされました。
今まで 私が見てきたものは子供の目ではなく世間の目だったことを。
恥ずかしいです。
この子に対して本当に すまないと思ってます。
でも きっと 私だけじゃない。
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この場にいる 多くの皆さんが世間の目ばかりを気にして子供の目を見ていない。
でも それが親や 教師の役目ですか?
子供の目を見てやるのが私たちの役目なんじゃないんでしょうか。
皆さんが どう思われようと皆さんに 何を言われようと…。
私は 息子を信じます。
皆さんもどうか 子供たちと正面から向き合ってください。
お願いいたします。
記憶 #05
ここは あなたが得意な法廷じゃないんですよ。
教育の場だ。
一人の父親として 真摯にお子さんがなさったことを受け止めるべきでしょう。
総一郎では これで…。
何だ 君は。
校長生徒の 御厨君です。
記憶 #05
総一郎何だ 君は。
校長生徒の 御厨君です。
記憶 #05
総一郎いいから外に出てなさい。
聞こえたか?
僕 いじめに遭ってましたそこの3人から。
総一郎おいおい…。何を言いだすんだ 君は。
先生に相談しに行ったんです。
和也君に付き添われて。
でも 先生は…。(池田)ええ そうです。
ですから 渡辺君と 佐々木君と藤井君の3名を呼び出して本人の前で 仲直りをするように約束をさせました。
それからは いつも…。
池田うちに いじめなんてありませんよ。毎年 生徒たちに意識調査を実施していますがいじめがあると答えた生徒は一人もいませんでした。お前だって そう 答えただろ。
怖かったから。
また 目を付けられるのが怖かったから。だから ずっと 何もできなかった。
記憶 #05
先生に相談しに行ってから和也がいじめられるようになって…。
でも 僕自分じゃなくて よかったって…。
助けてくれたのに友達のこと 売ったんです。
和也は 何もしてません。突き飛ばしてなんかいません。
階段で絡んできたのは渡辺君たちの方です!
いいかげんにしろよ。嘘つくな!
そうだよ。いつ そんなことしたんだよ。
僕ら 英徳の生徒ですよ。
いじめなんて 詰まらないことで人生 棒に振ったりしません。
ごまかしてるのは そっちだ。
和也のお父さんが有名だからって問題は困るだろって。だから 言うこと聞けよって。
記憶 #05
でたらめだ!(匠)そう言って何度も 何度も 和也のことを…。(藤井)やめろよ!
和也だってずっと そう 頼んでたよ!でも やめなかったじゃないか!渡辺君も 佐々木君も 藤井君も僕も… やめなかったじゃないか!
総一郎おい。言わせたままにしておくつもりか。
きちんと否定しなさい。
否定しろ!
もう いい。 十分です。
息子には ちゃんと分かってくれる友達がいてこの学校には正しいことをしようとする生徒が育ってる。
それだけで 十分です。
記憶 #05
御厨君 ありがとう。
さあ 行こうか。
一つだけ 覚えておくといい。
今日 ここで 正直になろうとしなかったことで君たちは 人生を棒に振ってるよ。
ごまかしたという罪悪感はいつか 必ず自分に跳ね返ってくる。
記憶 #05
戸の開閉音
本当にいいのか?
遥香転校してもいいのよ。
和也ううん。だって 親友がいるから。
そうだな。
和也今日 カッコ良かった。えっ?
和也グレゴリーペックみたいで。
遥香フフフ…。グレゴリーペック?
あっ 『アラバマ物語』か。
お前 ずいぶん 古いの知ってるな。父さん あの映画 好きだよ。
ちっちゃいころ一緒に借りて 見た。
これが お父さんの仕事だよって。覚えてない?
あっ そうだっけ?(和也)フフフ。
映画が好きなんだ。
どんなときも励ましてくれるから。ねえねえ『ショーシャンクの空に』って見たことある?
記憶 #05
どうだったかな?
無実の罪で終身刑になった主人公の話で。
それは あれだ。弁護士が良くなかったんだな。
和也フフフ。
もう 外には出られないと諦めてる友人に向かって言うんだ。
「いいか 忘れるな。希望は いいものだ」
「たぶん この世で最も 素晴らしい贈り物だ」
「いいものは 決して消えない」
和也お父さん。
僕は 今日のことを一生 忘れないと思う。
《俺は いつか 今日のことを忘れてしまうだろう》
《初めて 和也にカッコイイと言われたことも和也の好きな映画のせりふも全部…》
《でも…》
記憶 #05
遥香どうかした?
さあ 行こう。
片桐どうしてそんな余計なまねをしたんだ。立場をわきまえろ。
二度と 事故現場に近づくな。
直人ごめん…。
授業 始まるわよ。
《たとえ あった出来事を頭では忘れてもきっと 俺の心は 忘れない》
記憶 #05
《愛する家族がいてその家族と共に喜びに満ちた時間を過ごしたことを》
♪~
♪~
♪~
記憶 #05
最後のチャンスのような気がするんだ。
誰よりもこの手で犯人を捕まえてやりたい。
片桐お前は 自分の人生をつぶしたいのか!
初花私 何か 心配なんです。
遥香主人と会ってらっしゃいますよね。見たんです 私。どういう おつもりですか?
記憶 #05