2018年11月03日 09:30 - 09:55

食彩の王国

画像だけでダイジェスト

舞台は小江戸・川越イモ街道です。若者が行列する芋グルメや、イタリアンシェフが注目する農家のフルコース料理を紹介。そして、子どもに人気のイモ子さんも登場!誰なの? この時期に食べたくなるさつまいも。小江戸・川越は関東でも有数の産地です。川越芋は独特な育て方が故に、おいしさ満点!13代続くさつまいも農家を訪れて、フルコースを食します。また、イタリアンの鬼才が川越芋に惚れ込み、新作メニューを作ります。さらに、謎の「イモ子さん」が登場!子どもや主婦に大人気だといいますが、いったい誰なのか?? 薬師丸ひろ子 ☆番組HP   http://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/ 薬師丸ひろ子

鐘の音
小江戸川越に食欲の秋が訪れました。
川越はさつまいもの街。
おにぎり形の焼きいもに…。
店員はいどうぞ。はいおいしいよ~。
大学いもを添えたいもソフト。
中でもひときわ長い行列がこちら。
食彩の王国
皆さんのお目当ては…。
新名物のおさつチップです。
待ちわびた秋の味覚。
『食彩の王国』今日の主役はさつまいもです。
こちらは珍しい会席料理が味わえると評判の店。
主人の神山さんはさつまいものフルコースを考案したのです。
工夫を重ねて多彩な料理を生み出しました。
食彩の王国
早速作り方を見せて頂きましょう。
蒸したさつまいもを裏ごしして繊維を取り除きます。
それを卵白サラダ油と混ぜ合わせてソースに仕立てたら…。
串に刺した車えびとさつまいもの器に小柱を入れて盛り付けていきます。
オーブンで20分ほど焼き上げれば…。
さつまいもの甘みを海の幸の塩気が引き立てるひと皿。
食彩の王国
かみ締めれば貝柱のうまみと裏ごしのなめらかな舌触りが絶妙です。
続いて皮のまますり下ろせば繊維質も皮のうまみも同時に味わえます。
それを秋野菜と合わせてすり流し汁に。
サッと火を入れてとろみをつけ甘さを抑えることがポイントだそうです。
すり流しのなめらかな食感が体を芯から温めてくれます。
川越いもの産地ではいも掘り大会が秋の風物詩。
食彩の王国
うわ~!
30軒近くの農家が集まるこの通りは「いも街道」と呼ばれています。
こちらの農園でも収穫の真っ最中。
いも掘り機を操るのは江戸時代から続くさつまいも農家の13代目林将嗣さん。
丸々と太ったさつまいも。
食彩の王国
品種はなんですか?
川越いもの代表格はこのベニアズマ。
おいしさの秘密は土作りにあるそうです。
林さんこの辺は
三芳町では畑の周りに平地林と呼ばれる雑木林を育ててきました。
畑仕事は冬に落ち葉を集めるところから始まります。
集めた落ち葉は発酵させて堆肥にします。
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配合と熟成が決め手だそうです。
先代の父が早く仕事を離れたため林さんは22歳の若さで農家を引き継ぎました。
心の準備ができないまま手探りで継いだ家業。
さらに農家独特の悩みもあったそうです。
僕もまだ22~23歳で入って
そんな思いを抱えながら1年。
食彩の王国
手応えを感じたのは初めての収穫の時でした。
それでは林さんが育てたさつまいもで農家に伝わる料理を見せて頂きましょう。
まず使うのはしっかりと歯応えがある鳴門金時。
皮ごと乱切りにします。
鍋で豚肉玉ねぎを炒めたら鳴門金時を加えて…。
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砂糖しょう油で味を調えて。
これってもしかして…。
「肉じゃが」じゃない。
肉いも?肉…。
にんじん白滝を加えてさらに味をなじませれば…。
鳴門金時の甘みが染みわたる肉さつま。
産地ならではの料理法ですね。
続いて使うのは甘みが強くホクホクとしたベニアズマ。
いちょう切りにして炊き込めば…。
黄色が目にも鮮やかなさつまいもご飯です。
ふっくらとしておいしそう。
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だからこういう感じで…。
四つ切りにして煮込めばまるでにんじんみたい。
甘みがとても強いそうです。
やわらかくしたらつぶして丸めて…。
どうするんですか?
伸ばした生地に丁寧に包み込んで…。
5分ほど蒸し上げればふっくらとしたいもまんじゅう。
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この日は十五夜。
収穫の感謝を込めて月に供えます。
砂糖を加えず七福人参いもの甘みだけで作ったあんが農家ならでは。
忙しい一日を終えた夕食。
一同いただきます。
さつまいもは子供たちも大好物。
やっぱり
林さんおいしいね。
料理を学んでいるのは妻の裕子さんです。
江戸時代から続く川越いも。
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こうして次の世代に受け継がれていくのですね。
このあとは昔ながらの引き売りの女性に密着。
さらにイタリアンの鬼才がさつまいもをとっておきのひと皿に仕立てます。
一体どんな料理に?
♪~
埼玉県戸田市で昔ながらの引き売りをするのは村田洋子さんです。
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街の人気者。
その名も…。
秋になるとやって来るいも子さんを街の人たちは待ちわびていました。
大人気の焼きいもにはある秘密がありました。
いも子さんについていくと…。
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仕入れたさつまいもの他に自分でも育てていました。
将来は自分が育てたさつまいもをもっと増やしていこうと考えているそうです。
手間ひまかけて作った焼きいもが1本なんと300円。
その訳は幼い頃のほろ苦い思い出にありました。
うちあの…。
子供たちに自分と同じような残念な思いをさせたくないと手頃な値段で商っています。
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めっちゃ甘い!
待ちわびる人への思いが詰まった引き売りの焼きいも。
長く愛されていく事でしょう。
さて川越のさつまいもが江戸に知られるようになったのには訳があります。
市内を流れる新河岸川は江戸時代の交通路。
船に荷を載せて隅田川を下り江戸と密接につながっていたのです。
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その船が荷下ろしをしていたのが浅草でした。
運び込まれた川越いもはここから江戸の町へ広がって評判を呼んだのです。
今でも浅草にいもを扱う店が多いのはその名残です。
そんなさつまいも文化が色濃く残る下町で勝負するのがイタリアンの有馬邦明シェフです。
秋の新作料理の主役として考えていたのが川越いもでした。
どうもどうも!おはようございます。初めまして。
この日訪れたのは林さんの畑です。
早速いも掘りに挑戦します。
食彩の王国
有馬さん折れないように…。
丸々と太ったさつまいもでどんな料理を作るのでしょうか?
息子<ウチの家族のことなんだけどさまず “アレ”で何でも伝わるって 変じゃね?>
アレ取って。はいよ。
アレも。(父)はい。
…と思ったら 全然伝わんねーし!
≪晩ご飯 何がいい?≪ハンバーグ!
≪ステーキ≪コロッケ コロッケ!
≪…オッケー キムチ鍋ね
♪~ 鬼のパンツは
♪~ いいパンツ♪~ つよいぞ
<突然 一体感 求めてくるし>♪~ つよいぞ
一同おぉー!<超うるせーし>おばあちゃん! ありがとう!
<一言も しゃべんなかったりもするし>
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何で起こしてくれないの!もう子供じゃないんだから!
子供のくせに。<ほんと どっちだよ?って言いたくなるし>
買っちゃうか…。<どっちが子供だよって感じもあり>
油断もスキもあったもんじゃないし
奈緒は?デートよ。
デザートは?…いらない。
めんどくせー。<…って思うことばっかだし>
今 何時だと思ってんだ?うぜぇ。
ゴホッ ゴホッ…。風邪?熱は?
超うぜぇ。<…って思うことばっかだし>
きな粉かよ…。
<でも… それも今日で最後だし>ただいまー。
ただの留学だし…。 たった一年だし!
泣いてる?泣いてないし…。 絶対泣いてないし!
2人あぁ…。
誰?姉ちゃんの彼氏だよ!
うるさい うるさい…。<ウチの家族 やっぱり変だし>
おいしいよ…。
家族をつなぐ料理のそばに。 東京ガス
川越いもを掘りに来た有馬シェフ。
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それには訳がありました。
という事で…。
有馬さんベニアズマでいきましょうか。
イノシシ肉とさつまいもは出会いものだったのですね。
店に戻った有馬シェフ。
早速料理に取りかかります。
林さんのベニアズマは2時間かけてじっくり蒸し焼きにしました。
色鮮やかな黄色が食欲を誘います。
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有馬シェフたまらず口にしました。
イノシシ肉を白ワインでほろほろになるまで煮込みうまみを引き出します。
そこへ焼いたベニアズマをたっぷりと加え煮込み野菜ハーブ粉チーズを合わせたら…。
ミンチにします。
すると…。
丸めて団子状に形を整えて。
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一体どんな料理になるの?
有馬シェフが挑戦するさつまいものイタリアン。
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イノシシ肉と合わせたペーストを丸く握ってパスタ生地に包めば…ラビオリですね。
中まで火が通るようにじっくりとゆでていきます。
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生地が透き通ってきたらゆで上がりの合図。
それとは別にソース作りです。
赤ワインにイノシシの脂ほぐしたさつまいもを加えとろみが出るまで煮立てていきます。
さつまいもをソースにも使うのですね。
秋の味覚がひと皿に詰まったシェフ渾身のスペシャリテ。
野趣あふれるイノシシ肉のうまみがさつまいもの甘みを引き立てます。
生産者と料理人の思いが重なりさつまいもの可能性がさらに広がっていく事でしょう。
食彩の王国
♪~
食彩の王国

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